サーターアンダギーの味の特徴はドーナツの中でもオールドファッションに似ています。違いは歴史や由来の部分が大きく、材料や作り方はほとんど同じです。
沖縄には専用のミックス粉も売っており、最近ではネットで気軽に手に入るためミックス粉を使った“揚げない”人気レシピも紹介します。
サーターアンダギーとドーナツの違い
サーターアンダギーとドーナツは、どちらも揚げたお菓子ですが、材料や形状、味、沖縄の特有の地域性や歴史などの点で、いくつかの違いがあります。
【材料と味の違い】牛乳の有無がポイント
✅サーターアンダギーの基本的な作り方は、小麦粉、卵、砂糖、サラダ油、ベーキングパウダーを混ぜて生地を作り、油で揚げるだけです。
ドーナツのレシピは様々ですが、味と食感がいちばん近いのはオールドファッションかと思います。
✅オールドファッションの基本的な材料は小麦粉、卵、砂糖、バター、ベーキングパウダー + 水または牛乳です。水分を使用するため、生地はサーターアンダギーよりも軽く、ふんわりとした食感になります。
いちばんの違いは、サーターアンダギーでは水や牛乳などの水分は使用しない点です。
したがって、サーターアンダギーのほうが生地の密度が高く、ギュッと詰まった重みのある食感と味わいになります。
【形状の違い】丸くて割れている理由
サーターアンダギーは、丸い形状が一般的です。
ドーナツの種類によって異なりますが、穴が空いているのが特徴です。
サーターアンダギーの生地は、砂糖を多く使用しているため、揚げる際に生地が膨張します。この膨張によって、生地の内部に空気が入り、表面に割れが生じます。
また、サーターアンダギーが割れることを縁起の良いこととする考え方もあります。これは、割れた形が花が咲いたように見えることから、福が舞い込むことを意味すると考えられているからです。
【地域性の違い】サーターアンダギーの歴史と特徴
サーターアンダギーは、ちんすこうと並ぶ、沖縄を代表する揚げ菓子です。定番のお菓子として親しまれ、おやつはもちろん、祝い事などの行事や儀礼などの催しにも欠かせないお菓子です。
その名の通り砂糖を使用した生地を用いる球状の揚げ菓子、いわゆるドーナツです。
✅ドーナツは、世界中で親しまれている揚げ菓子で、日本ではアメリカから伝わったといわれています。
✅サーターアンダギーの歴史は、500年以上前の王朝時代、中国から伝わってきたお菓子と考えられており、中国菓子の「開口笑(かいこうしょう)」や「開口球(かいこうきゅう)」と似ています。
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このミックス粉が便利でいちばん美味しい
出典:楽天市場|沖縄製粉 サーターアンダギー ミックス 500g ■420円≫
サーターアンダギーは沖縄のスーパーやコンビニなどで販売されており、日常的に親しまれています。
県外でもパッケージされた銘菓がたくさん売っていますが、なんだかんだ言って地元スーパーに売っている沖縄製粉のミックス粉がいちばんおすすめです。
アレンジレシピは蒸しパンがおすすめ《揚げない》
出典:楽天市場
ミックス粉を使った蒸しパンのアレンジレシピをご紹介します。油で揚げないぶんカロリー控え目であっさり美味しくておすすめです。
材料(10個分)
- サーターアンダギーのミックス粉 150g
- 牛乳 100ml
- 卵 1個
- 砂糖 大さじ2
- サラダ油 大さじ1
- お好みでココナッツフレーク 適量
作り方
- ボウルにサーターアンダギーのミックス粉、牛乳、卵、砂糖を加えてよく混ぜる。
- サラダ油を加え、ツヤが出るまで混ぜ合わせます。
- ココナッツフレークを加えてさらに混ぜる。
- マフィン型に生地を流し入れ、180℃に予熱したスチームオーブンで20分ほど焼く。もしくは蒸し器で20分ほど蒸してもOK!
アレンジ
- ココナッツフレークの代わりに、チョコチップやナッツなどを加えると、食感や味わいのアクセントになります。
- 生地に抹茶や紅茶パウダー、ココアパウダーを加えてもGOOD。
- 生地に生クリームやヨーグルトを加えて、ふんわりとした蒸しパンに。
ぜひ、お好みのアレンジで作ってみてください。