ジャンドゥーヤとプラリネは、どちらもナッツ類をペースト状にしたスイーツです。違いは、チョコレートの有無と、キャラメリゼの有無です。
それぞれの簡単な作り方と、食感や味わい、発祥の背景や歴史の違いなどについて解説します。
ジャンドゥーヤとプラリネの違い
ジャンドゥーヤとプラリネの違いは、大きく分けて2つあります。
- チョコレートの有無
- ジャンドゥーヤは、チョコレートを必ず混ぜます。
- プラリネは、チョコレートを混ぜなくても作ることができます。
- キャラメリゼの有無
- ジャンドゥーヤは、キャラメリゼしません。
- プラリネは、キャラメリゼします。
ジャンドゥーヤは、ローストしたヘーゼルナッツやアーモンドとチョコレートを合わせたものです。
一方、プラリネは、ナッツと砂糖だけで作ることもあれば、チョコレートを加える場合もあります。
プラリネは、砂糖を煮詰めてカラメル色になった糖液をナッツに絡める「キャラメリゼ」という工程があります。この工程により、プラリネは独特の香ばしい香りや食感が生まれます。
一方、ジャンドゥーヤはキャラメリゼをせず、ローストしたナッツに砂糖を加えてすりつぶします。
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それぞれの味わいや食感の特徴、魅力
- ジャンドゥーヤの特徴
- チョコレートの風味とナッツの風味が調和した味わい
- なめらかでとろけるような口どけ
- プラリネの特徴
- 香ばしいナッツの風味が特徴
- ザクザクとした食感も楽しめる
ジャンドゥーヤとは
ジャンドゥーヤは、ローストしたヘーゼルナッツと砂糖を合わせてペースト状にしたスイーツです。主にイタリアで親しまれており、チョコレートやアイスクリーム、お菓子などに使われています。
ジャンドゥーヤの特徴は、ヘーゼルナッツの風味と、砂糖の甘みがバランスよく調和していることです。なめらかな口当たりで、クセがなく食べやすいのが魅力です。
イタリアのピエモンテ州が発祥とされ、19世紀に「Giandujot」という名前で販売されました。
プラリネとは
プラリネは、ローストしたナッツと砂糖を合わせてペースト状にしたスイーツです。ジャンドゥーヤとよく似ていますが、大きな違いは、キャラメリゼの有無です。
プラリネは、砂糖を煮詰めてカラメル色にした糖液をナッツに絡める工程を経るため、ジャンドゥーヤよりもコク深く、香ばしい風味があります。
また、食感もジャンドゥーヤよりもザクザクとした歯ごたえがあります。
プラリネはフランス発祥とされ、17世紀のに料理人のクレマン・ラサーニュ(Clément Lassagne)が、アーモンドに砂糖をかけたスイーツを考案したのがプラリネの原型とされています。
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フランス発祥vsイタリア発祥
プラリネの起源は、17世紀のフランスに遡ります。
当時、フランスの貴族・外交官・軍人のセザール・ド・ショワズール・デュ・プレシス=プラズラン(César de Choiseul du Plessis-Praslin)の料理人のクレマン・ラサーニュ(Clément Lassagne)が、アーモンドに砂糖をかけたスイーツを考案しました。
これがプラリネの原型とされています。
しかし、現在のプラリネのようなペースト状のスイーツになったのは、19世紀のイタリアでのことでした。
イタリアのピエモンテ州の菓子職人が、ローストしたヘーゼルナッツと砂糖を合わせたペースト状のスイーツを作り、これがジャンドゥーヤとして広く知られるようになりました。
そのため、現代ではプラリネは、フランス発祥のスイーツとして広く知られています。
つまり、プラリネの起源はフランスですが、現在のプラリネの原型はイタリアで作られたジャンドゥーヤであるため、プラリネはイタリア発祥のスイーツとも言えるでしょう。
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ジャンドゥーヤとプラリネの作り方
ジャンドゥーヤとプラリネは、どちらも家庭でも簡単に作ることができます。
ジャンドゥーヤの作り方
【材料】
- ヘーゼルナッツ:100g
- チョコレート:100g
【作り方】
- ヘーゼルナッツをローストする。
- ローストしたヘーゼルナッツを粗く刻む。
- チョコレートを湯煎で溶かす。
- 刻んだヘーゼルナッツと溶かしたチョコレートを混ぜ合わせる。
- 冷蔵庫で冷やし固める。
プラリネの作り方
【材料】
- ヘーゼルナッツ:100g
- 砂糖:50g
【作り方】
- ヘーゼルナッツをローストする。
- ローストしたヘーゼルナッツを粗く刻む。
- 鍋に砂糖と水を入れて弱火にかける。
- 砂糖が溶けてカラメル色になったら、刻んだヘーゼルナッツを加える。
- ヘーゼルナッツにカラメルが絡んだら、火から下ろす。
- 粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やし固める。
ジャンドゥーヤとプラリネは、そのまま食べても美味しいですが、さまざまな料理やスイーツに活用することもできます。
ジャンドゥーヤとプラリネは、どちらもナッツ類をベースにしたスイーツですが、チョコレートやキャラメリゼの有無によって、それぞれに異なる特徴があります。ぜひ、それぞれの特徴を活かして、さまざまな料理やスイーツに活用してみてください。
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