チベットの空に掲げられた色とりどりの『タルチョ』は、災難を祓い清める伝統の祈祷旗です。
青・黄・白・赤・緑の旗にはそれぞれ意味があり、願いを込めて風がよく通る場所に掲げるのが一般的です。
屋外はもちろん、屋内での飾り方、それから色の意味も詳しくご紹介します。
チベット祈祷旗『タルチョ』とは?
出典:楽天市場
タルチョとは、チベット仏教の祈祷旗です。青・黄・白・赤・緑の五色に染められた布に、チベット仏教の真言や祈りの言葉が書かれています。
タルチョは、風に乗って世界中に仏法が広まるように、という願いを込めて掲げられます。また、風になびくたびに、読経したことになるとも信じられています。
タルチョは、チベットだけでなく、ネパールやインドなど、チベット仏教が伝わる地域で広く見られます。山頂や峠、寺院や家々など、さまざまな場所に掲げられています。
また、タルチョは別名として『ルンタ』と呼ばれることもあります。
タルチョは祈祷旗のことを指し、ルンタは、タルチョの中央に描かれる馬を指します。
ルンタは、風の馬とも呼ばれ、速さの象徴であり、願い事が早く成就するようにという意味があります。
そのため、タルチョの中央にルンタが描かれている場合は、タルチョ自体をルンタと呼ぶこともあります。
タルチョの色にはそれぞれ意味がある
- 青:空を表し、悟りの世界を象徴する
- 黄:土を表し、現世の幸福を象徴する
- 白:風を表し、悟りへの道を象徴する
- 赤:火を表し、仏の慈悲を象徴する
- 緑:水を表し、生命の源を象徴する
タルチョは、チベット仏教の信仰の象徴であり、平和と幸福を願う人々の心をつなぐものであると言えるでしょう。
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屋外・屋内の正しい飾り方
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タルチョは一般的に屋外でも屋内でも、風がよく通る場所に掲げられています。
屋外に掲げる場合は、タルチョを竿やロープに結びつけ、高く掲げます。
屋内で飾る場合は、タルチョを壁に掛けたり、窓辺に立てかけたりして飾ります。
タルチョの色合いや、そこに書かれた真言や祈りの言葉は、心を落ち着かせ、リラックスさせる効果があるとされています。タルチョを飾ることで、平和と幸福を願う気持ちも高まります。
また、チベットではタルチョを飾ることで、幸運を呼ぶとも信じられています。
タルチョの意味や由来を理解しながら飾ることで、あなたの家の中がより豊かで幸せな空間になるかもしれません。