記事内に広告が含まれています

イギリスでAsian Fashionとは?日本のアジアンファッションとの違い|Boho・Ethnicとの関係

FASHION

What Does “Asian Fashion” Mean in Britain? It’s Different from Japan.

 

「アジアンファッション」と聞くと、日本ではマライカやチャイハネのようなエスニックショップを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

 

タイやネパール、インド、バリ島などの民族文化を取り入れた、天然素材や手仕事を感じるナチュラルなスタイルは、日本では長く「アジアンファッション」と呼ばれ親しまれてきました。

 

しかし、イギリスで Asian fashion と聞いたとき、多くの人が思い浮かべるものは少し異なります。

 

同じ「アジアン」という言葉でも、歴史や文化的背景が違えば、その言葉が指す世界も変わります。

 

今回は、日本とイギリス、それぞれの「Asian fashion」の違いをたどりながら、その背景にある文化や歴史についてご紹介します。

 

イギリス人から見た「Asian Fashion」とは?

 

イギリスで Asian fashion と言うと、日本でイメージされるエスニックファッションとは少し異なる意味で使われます。

 

日本では1990年代以降、エスニックショップや雑貨店を通じて「アジアンファッション」というカテゴリーが広まり、民族調のナチュラルな装いを指す言葉として定着しました。

 

一方、イギリスでは歴史や移民文化の影響から、「Asian」という言葉が異なる文化的背景を持つ言葉として使われることがあります。

 

そのため、イギリスで「Asian fashion」という言葉から連想されるものは、主に二つの方向があります。

 

  • インドやパキスタンなど南アジアの伝統衣装やモダンファッション
  • 日本・韓国を中心とした東アジアのストリートファッション

 

South Asian Fashion(英国ではこちらを指すことも多い)

 

イギリスで Asian とだけ言うと、多くの場合はインド系・パキスタン系・バングラデシュ系など、南アジアの人々や文化を指します。

これは、イギリスと南アジアとの歴史的なつながりや、現在も大きなコミュニティが暮らしていることが背景にあります。

 

そのため、日常生活でも

  • Asian supermarket
  • Asian wedding
  • Asian community

 

といった表現は、日本や中国ではなく、南アジア系コミュニティを指して使われることが珍しくありません。

 

このような背景から、Asian fashion と聞いて最初に思い浮かべるのは、

  • サリー(Sari)
  • レヘンガ(Lehenga)
  • シャルワール・カミーズ(Shalwar Kameez)

 

といった伝統衣装や、それらを現代風にアレンジしたモダンなファッションです。

 

つまり、イギリスで Asian fashion と言えば、「南アジアのファッション」という意味で受け取られることが今でも少なくありません。

 

East Asian Fashion(K-fashion・J-fashion)

 

一方、若い世代では Asian fashion から日本や韓国を思い浮かべる人も増えています。

 

背景にあるのは、K-POPや韓国ドラマ、TikTokやInstagramなどSNSの普及です。

 

韓国ブランドや韓国コスメはイギリスでも人気が高く、「K-fashion」という言葉はすっかり定着しました。

 

また、日本のファッションも、

  • Harajuku(原宿)
  • Shibuya(渋谷)
  • Kawaii
  • Anime
  • Lolita
  • Visual Kei
  • Decora

 

など、個性的なストリートカルチャーとともに知られています。

特に2000年代には、原宿ファッションが海外の雑誌やメディアで数多く紹介され、「日本はファッションの実験場」と評されることもありました。

 

現在では、若い世代を中心に Asian fashion = Japanese fashion + K-fashion というイメージを持つ人も少なくありません。

 

このようにイギリスで「Asian fashion」と言われたとき、多くの人が連想するのは、日本で親しまれてきたエスニックファッションではなく、「南アジアの伝統衣装」または「日本・韓国の現代ファッション」という二つの世界なのです。

 

日本でいう「アジアンファッション」は、実はエスニックスタイルに近い

 

では、日本で長年親しまれてきた「アジアンファッション」は何なのでしょうか。

 

1990年代から2000年代にかけて人気を集めたエスニックショップでは、インド、タイ、ネパール、バリ島など、アジア各地の民族文化を取り入れた洋服や雑貨が数多く紹介されました。

 

草木染めの生地、手刺繍、木製アクセサリー、コットンやリネンの天然素材──そんな素朴で温かみのあるデザインは、「アジアンファッション」という名前で親しまれてきました。

 

ただ、このスタイルを英語圏で表現するなら、実際には Asian fashion よりも Boho fashion(ボヘミアンスタイル)Ethnic fashion(エスニックファッション) と呼ばれることが多くなります。

 

つまり、日本で使われる「アジアンファッション」という言葉は、東アジアの流行を指すというよりも、南アジアや東南アジアの手仕事や民族文化から影響を受けた独自のエスニックスタイルとして発展してきた、日本ならではの表現と言えるでしょう。

 

アジアン系のファッションを探す

楽天市場≫ Yahoo!≫ Amazon ≫

 

「Boho fashion」は世界中の文化が織りなすスタイル

 

日本で「アジアンファッション」と呼ばれることの多いスタイルは、英語圏では Boho fashion(ボヘミアンスタイル)Ethnic fashion と表現されることがあります。

 

Bohoとは「ボヘミアン」の略称で、1960〜70年代のヒッピーカルチャーから発展したファッションスタイルです。

 

当時の若者たちは、インドやネパール、アフガニスタン、モロッコ、メキシコなど世界各地を旅し、それぞれの土地で出会った民族衣装や手仕事、天然素材を日常の装いへ取り入れていきました。

 

そのため、現在のボヘミアンスタイルにはインドの刺繍やブロックプリントだけでなく、モロッコの装飾、東欧のフォークロア、メキシコの色彩感覚など、さまざまな文化が自然に溶け込んでいます。

 

つまり、一つの国や地域を表すファッションではなく、「世界のクラフト文化に敬意を払ったミックススタイル」と考えると、その魅力がよく伝わります。

 

欧米では「アジアン」より、もっと細かく表現される

 

こうした背景があるため、日本でひとまとめに「アジアン・エスニック」と呼ばれる世界観も、イギリスをはじめとする欧米では、もう少し細かく分類して考えられることが一般的です。

 

たとえば、日本では同じショップに並んでいるような洋服でも、海外では「Boho fashion」「Ethical fashion」「Artisan fashion」「Global-inspired fashion」など、それぞれ異なる視点から紹介されることがあります。

 

それは単なる言葉の違いではなく、「どの文化にルーツがあるのか」「手仕事なのか」「サステナブルなものづくりなのか」といった背景まで含めて大切にする考え方が根付いているからです。

 

そのため、海外で Asian fashion と検索すると、日本人がイメージするナチュラルなエスニックファッションよりも、南アジアの伝統衣装や、日本・韓国の現代ファッションが多く表示されることがあります。

 

言葉は同じでも、国が変われば思い浮かべる景色も変わります。

「アジアンファッション」という一つの言葉の中にも、歴史や移民文化、旅、そして世界各地の手仕事への憧れが折り重なっています。そんな背景を知ってから洋服や雑貨を眺めてみると、いつものお気に入りも、少し違った物語をまとって見えてくるかもしれません。

 

アジアン系のファッションを探す

楽天市場≫ Yahoo!≫ Amazon ≫