自然と伝統が息づくアイルランドでは、手仕事のクラフトや雑貨が今も暮らしの中に根づいています。
素焼きの陶器、あたたかな木工品、妖精の物語を感じさせるモチーフ──。
それらは単なるインテリアではなく、贈る人・使う人の心を癒す、スローで豊かな暮らしの道具です。
この記事では、アイルランドならではのクラフト雑貨やギフトにぴったりのブランド・作家・ショップを7つ厳選し、文化背景やモチーフの意味も交えてご紹介します。
🏺アイルランドのクラフト文化と雑貨の魅力

🧵伝統文化と手仕事が生きる国
アイルランドは、自然と神話、そして手仕事が息づく国。
ケルトの古い伝承や信仰、修道院文化の流れを受け継ぎながら、「作ること=祈りに近い営み」として、工芸が発展してきました。
現代でも、多くの工房やアトリエが地方に点在し、ひとつひとつ手作業で仕上げられる雑貨やクラフト品が日常の中に溶け込んでいます。大量生産品では感じられない「ぬくもり」が、アイルランド雑貨の大きな魅力です。
🌿自然素材と“温もりあるデザイン”が特徴
アイルランドの雑貨に共通するのは、自然素材へのこだわりと素朴な美しさです。
たとえば、
- 粘土を手でこね、絵付けも全て手描きの陶器
- スレート石を磨き上げたプレートやカッティングボード
- 地元で刈り取った羊毛から織られるケルト文様のブランケット
…といったように、「素材の声を聴く」ように作られた製品たちは、使う人の感性や時間にやさしく寄り添ってくれます。
🎁贈り物に選ばれる理由とは?
アイルランドの雑貨は、ただ“かわいい”や“おしゃれ”だけで終わらない深さがあります。
🔸古くから続く伝統
🔸神話的なモチーフ
🔸手作業ならではの個体差
それらが合わさることで、「物語を贈る」ギフトとしても選ばれています。
誕生日や季節の挨拶、大切な人への贈り物に、
「相手の時間が少しやわらかくなるように」という想いを込めて贈られることの多いアイテムたち。
だからこそ、日本でもじわじわと人気が高まりつつあるのです。
🎁ギフトにも人気!アイルランドの癒し系雑貨ブランド7選
アイルランドの空気をまとったような、クラフトブランド&作家たちを紹介します。ギフト選びやインテリア探しの参考にもどうぞ。
🏺Nicholas Mosse Pottery(ニコラス・モス|陶器)

手描きのフラワーモチーフと素朴な色使いで人気の陶器ブランド。
アイルランドのカントリーサイドにある工房では、伝統技術で粘土をこね、絵付けを一つずつ丁寧に行っています。
ティーポットやマグカップは贈り物にもぴったり。
🏺Brookwood Pottery(ブルックウッド・ポタリー|陶器・小物)

ダブリンに工房を構える若手女性作家が手がける陶器ブランド。
モダンな配色と伝統的なフォルムが融合し、「現代のティールーム」に映えるパステル系の器が揃います。ギフトセットなども充実。
🍷Jerpoint Glass(ジャーポイント・グラス|吹きガラス)

熟練の職人による吹きガラスの器や花瓶が有名なブランド。
彩り豊かな色ガラスが光を受けて輝き、日常の食卓やリビングにやさしい華やかさを添えてくれます。一つとして同じ形がない、手づくりの味わいが魅力。
🍽 Slated(スレイテッド|スレート雑貨)

アイルランドの石材を使ったスレート(粘板岩)のキッチン雑貨ブランド。
カッティングボードやチーズプレートは、食卓が一気にスタイリッシュになる逸品。名前の刻印が入れられるギフト仕様も人気です。
🧶Foxford Woollen Mills(フォックスフォード|テキスタイル)

アイルランド西部で100年以上続くウール製品の老舗。
ケルト模様の織りが入ったふわふわのブランケットやスカーフは、冬のギフトや“ぬくもりある暮らし”にぴったりです。
✨Brigid’s Cloak(ブリジットのクローク|ケルト雑貨)

ケルト神話に登場する「癒しと守りの女神・ブリジット」にちなんだ民芸ブランド。
クロスモチーフやケルト模様の刺繍雑貨は、スピリチュアルな魅力と同時に、手仕事の温かみを感じさせます。
🕯Lasair Candles(ラサー・キャンドル|キャンドル&ホルダー)

アイルランド・ゴールウェイ発。ゲール語で「炎」を意味するLasairは、地元の素材を使った手作りキャンドルを展開。ピートやヒース、ベリー系の香りなど、ケルト文化と自然の香りを融合させたラインナップが魅力。
🧺 お土産にも◎ 暮らしに取り入れたいアイルランド雑貨アイディア

🖼 インテリアに映えるクラフト雑貨の飾り方
アイルランド雑貨の魅力は、“実用性”と“飾る楽しさ”の両立にあります。
たとえば、素焼きのキャンドルホルダーや陶器のカップは、使わないときも棚にそっと飾っておくだけで、空間があたたかくなります。
木製トレイやガラスの器は、玄関や窓辺に置いて鍵やアクセサリー置きにしても◎。自然素材の雑貨はどんなテイストのインテリアにも馴染みやすく、「ちょっとした模様替え」にぴったりです。
☕ お茶タイムが楽しくなる陶器・木工小物
アイルランドの暮らしに欠かせない「ティータイム」。
Nicholas Mosseのマグカップや、木製のトレイ・コースターなどを取り入れると、毎日のお茶時間がちょっと特別なものになります。
お気に入りの器があるだけで、自分を労わる時間が生まれます。朝のひとときや午後の読書タイムに、小さなご褒美として取り入れてみてはいかがでしょうか。
🎁「贈り物×物語性」があるものの選び方
アイルランド雑貨は、「何かを贈りたいけど、相手の好みがわからない」というときにも選びやすいのが特徴。
なぜなら、素材・手仕事・神話的背景など“語れる要素”が詰まっているからです。
・職人が一点一点手作りした陶器
・ケルト文化の象徴を織り込んだブランケット
・妖精の伝承が息づくキャンドルセット
…といったように、“物語のあるもの”は、贈られた側の記憶にも残ります。
🪄 ケルト模様やフェアリー文化が息づく雑貨たち

🔁 モチーフに込められた意味(例:トリニティノット、スパイラル)
アイルランドの民芸品には、ケルト模様や神話にまつわるモチーフがよく使われています。
- トリニティノット(Trinity Knot):始まり・終わり・永遠を象徴
- スパイラル(Spiral):自然の循環や再生を意味する
- ケルティッククロス(Celtic Cross):自然信仰とキリスト教の融合
これらは装飾性だけでなく、見えない願いや祈りを込めるシンボルとして、大切にされてきました。
🌲 癒しや祈りのデザインが日常に与えるもの
こうしたモチーフを持つ雑貨は、ただのデザインではなく“お守りのような存在”にもなり得ます。
たとえば、「忙しい日々の中でも、自分の内側に立ち返る時間を思い出す」きっかけになるようなアイテムです。
また、フェアリー文化と結びつく香りや灯りの雑貨も、感性をやさしく整えるツールに。
日々の生活に「少しだけ、非日常」を取り入れたいとき、アイルランドのクラフトはそっと寄り添ってくれるでしょう。
✍️ 終わりに:物語のある雑貨がくれる、静かな癒し
アイルランドのクラフト雑貨には、“誰かの手”と“自然の時間”がしっかりと宿っています。
決して派手ではないけれど、使うたび・見るたびに心を整えてくれる小さな道具たち。
自分のために、あるいは誰かを思って贈るために。
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