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日本とここが違う!イギリス家庭の食卓と料理の習慣

FOOD & LIFE

イギリスの食文化と聞くと、「紅茶」や「フィッシュ&チップス」を思い浮かべる人も多いかもしれません。でも実は、家庭での日常的な食卓には、意外な魅力と奥深さがあるんです。

この記事では、日本との違いを交えながら、リアルなイギリスの食卓風景や食習慣を、生活者目線でご紹介します。

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主食の概念がない?「パン・ポテト・パスタ」系の自由な主食事情

イギリスでは、「ごはん」や「パン」のような決まった主食の概念があまりありません。
代わりに、食事ごとにポテト、パン、パスタ、ライスなどが入れ替わりで使われるのが一般的です。

特にポテトは非常に重要な存在で、マッシュポテト、ローストポテト、チップス(フライドポテト)など調理法も豊富。パスタやパンも日常的に食卓に登場し、必ずしも“主食・副菜”の明確な区分はないのが特徴です。

野菜は“添え物”感覚?調理法は超シンプル

イギリスの食卓では、野菜が主役になることは少なめです。野菜はあくまで「お皿の横に添えるもの」という感覚が根強く、シンプルな茹で野菜(ブロッコリー、にんじん、グリーンピースなど)がそのまま添えられることが多いです。

塩やバターで軽く味付けするだけで、手の込んだ味付けや炒め物のような調理法は一般的ではありません。そのため、日本のように「野菜のおかずが中心」という食卓とはやや印象が異なります。

朝食が一番しっかり!フル・イングリッシュブレックファスト文化

イギリスでは「朝が一番ボリュームある食事」という考えが根づいており、特別な日には「フル・イングリッシュ・ブレックファスト」が振る舞われます。

ベーコン、ソーセージ、卵、焼きトマト、ビーンズ、トースト、マッシュルーム……と、ワンプレートで驚くほどのボリューム。旅行先のホテルで一度は食べたことがある人も多いのでは?

もちろん日常的にはここまで盛りだくさんではありませんが、トースト+紅茶だけで済ませる日もあれば、週末はブランチを兼ねてしっかり食べる家庭も。

夕食は17時台?家族全員で食べる「ティータイム=夕食」

イギリスの家庭では、夕食をとる時間が比較的早めであることが特徴です。
とくに子どものいる家庭や地方部では、17時〜18時頃には食卓を囲むのが一般的。しかも、この夕食のことを「tea(ティー)」と呼ぶことがあるのです。

これは単なる紅茶の時間ではなく、「一日のメインの食事」としての“夕食”を意味しています。たとえば「What’s for tea tonight?(今夜の夕食は何?)」という会話は日常的。イギリスでは「ティー=夕食」なの?と驚く人も多いかもしれません。

「ティー」「ディナー」「サパー」の違いとは?

イギリスでは夕食の呼び方にいくつかバリエーションがあります。これは階級・地域・世代によって異なります。

  • ティー(Tea):夕方の食事をこう呼ぶのは、伝統的に労働者階級の習慣。比較的カジュアルな夕食。
  • ディナー(Dinner):一日のメインの食事を指す正式な言い方。中流〜上流家庭では夕食をこう呼ぶことが多い。
  • サパー(Supper):軽めの夜食、または夕食後の軽食を意味する場合も。

現代ではこうした境界は曖昧になってきていますが、「ティー=夕食」という呼び方は今でも多くの家庭で生きています。

食卓を囲むのは家族全員

夕食は家族全員が集まる団らんの時間。テレビを消してテーブルに集まり、学校や仕事の話をしたり、一緒にニュースを見たりするのがイギリスの典型的な夕食風景です。

献立は家庭によって様々ですが、ローストチキン、ソーセージ&マッシュ、フィッシュパイ、野菜の煮込み料理など、あたたかくてボリュームのあるものが定番です。

家庭に一台グレイビーソースポット!?ソース文化の奥深さ

イギリスの食卓に欠かせないのが「グレイビーソース」や「ミントソース」「チーズソース」など、肉料理に合わせる多種多様なソース。

ローストビーフやラムチョップには専用ソースが必須で、それぞれの家庭には“我が家の味”があります。市販のソースも充実していますが、手作りにこだわる家庭も多いです。

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サンデーローストとパブランチの習慣

週末には家族全員で「サンデーロースト」を囲むのが伝統的な習慣。ローストした肉と野菜、ヨークシャープディングを合わせ、グレイビーソースをたっぷりかけていただきます。

一方で外食文化も根づいており、日曜は近所のパブで「ローストランチ」を食べる家庭も。子ども連れでも入りやすく、家族ぐるみでゆったり過ごせるのがイギリスらしいポイントです。

🇬🇧 イギリス家庭のリアルな1週間の献立表(例)

曜日朝食昼食夕食
月曜トーストと紅茶、ベイクドビーンズチーズ&ピクルスのサンドイッチ、クリスプスローストチキン、マッシュポテト、グレイビー
火曜シリアルとミルク、バナナパスティ(具入りパイ)、サラダフィッシュパイ、グリーンピース
水曜スコーンとジャム、紅茶ジャケットポテト(焼き芋)+チーズとビーンズチリコンカン、ライス
木曜ベーコンロール、紅茶スープとバゲットソーセージ&マッシュ、グレイビー、ブロッコリー
金曜ポリッジ(オートミール)+ハチミツ卵サンド、フルーツヨーグルトフィッシュ&チップス、マッシーピー(つぶしエンドウ)
土曜フル・イングリッシュ・ブレックファスト軽食または外食シェパーズパイ、キャロット&グリーンビーンズ
日曜クロワッサンまたはペイストリー、紅茶ローストビーフ、ヨークシャープディング、ローストベジ軽い夕食(スープやチーズ&クラッカー)

※間食として「アフタヌーンティー(紅茶+ビスケットまたはケーキ)」が15時前後に入る家庭も多いです。

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