ラクシュミーは、ヒンドゥー教の、豊穣、美、幸運、繁栄の女神であり、ヴィシュヌの妻として知られています。
ラクシュミーのマントラ（真言）の唱え方や効果、像や置物を飾るスピリチュアル的な意味やご利益について詳しく解説します。
ヴィシュヌの妻「ラクシュミー女神」とは？
ラクシュミーは、ヒンドゥー教の最も重要な女神の一人であり、豊穣、美、幸運、繁栄の神格です。ヴィシュヌの妻であり、その守護神として知られています。
ラクシュミーの起源は古く、ヴェーダ時代の文献にはすでにその名が登場します。当時は、豊穣の女神として崇められていました。
しかし、時代が下るにつれて、その範囲は広がり、美、幸運、繁栄などの属性も加えられました。
ラクシュミーの代表的な属性
豊穣、美、幸運、繁栄、富、知恵、慈悲、愛
ラクシュミーは、通常、蓮の花の上に座り、四つの腕を持つ姿で描かれます。
右の腕は、豊穣の象徴である宝瓶を持ち、左の腕は、富と繁栄の象徴である蓮の花を持ちます。また、頭には王冠を戴き、華やかな衣を纏っています。
日本では、ラクシュミーは「吉祥天」として知られ、七福神の一人として信仰されています。
ラクシュミーは、ヒンドゥー教徒にとって最も人気のある神格の一人であり、人々の幸福と繁栄を象徴する存在です。
ラクシュミー マントラ（真言）の効果と唱え方
マントラとは真言のことで、インドで古代から使用されている心を落ち着かせるために唱える短い言葉のことです。
マントラを唱えることは、心を集中させ、リラックスさせる効果が期待できます。
ヨガや瞑想の時に、「オン・オーム」などと唱えるのが代表的かと思います。
さまざまな種類がありますが、なかでも、富と繁栄の女神であるラクシュミーへの祈りを込めたマントラは幸運を呼び込むとされています。
ラクシュミーの真言は、以下のとおりです。
これは、ラクシュミー女神に帰依する真言です。
この真言は、ラクシュミー女神の加護を祈願するために唱えられます。富と幸運、美と繁栄、そして幸福を授けてくれるといわれています。
【オーム】は、すべての音の根源である音です。
【フリーム】は、ラクシュミー女神のビージャマントラ（種子真言）です。この音は、ラクシュミー女神のエネルギーを象徴しています。
【シュリーム】も、ラクシュミー女神のビージャマントラです。この音は、ラクシュミー女神の美と繁栄を象徴しています。
【ラクシュミッビョー】は、ラクシュミー女神の名前です。
【ナマハ】は、帰依の意を表す言葉です。
具体的な唱え方
唱えるときは、静かな場所で、リラックスした状態で唱えるのがよいでしょう。また、真言の意味を理解しながら唱えると、より効果的です。
- 目を閉じて、ラクシュミー女神を思い浮かべます。
- 口を閉じて、心の中で真言を唱えます。
- 真言を唱えながら、ラクシュミー女神の加護を祈願します。
これを、21回、108回、あるいは1008回など、繰り返し唱えます。
また、ラクシュミー女神の絵や像を眺めながら唱えると、より効果的です。
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ラクシュミーの像や置物の意味とスピリチュアル効果
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ラクシュミーの像や置物は、ヒンドゥー教においては、富と幸運、美と繁栄、そして幸福を象徴するものです。
そのため、多くの家庭や商店、オフィスなどで、ラクシュミーの像や置物、絵などが飾られています。
スピリチュアル効果
ラクシュミーの像や置物は、ラクシュミー女神のエネルギーを宿していると考えられています。そのため、ラクシュミーの像や置物を飾ることで、ラクシュミー女神の加護を受けることができるといわれています。
- 富と幸運を授けてくれる
- 美と繁栄をもたらせてくれる
- 幸福を招いてくれる
- 邪気を払い、災いを防いでくれる
心理的効果
ラクシュミーの像や置物は、その美しさや神々しさから、見る者に安らぎや癒しを与えてくれます。また、ラクシュミー女神の象徴する富と幸運、美と繁栄、そして幸福といったポジティブなイメージを呼び起こし、心を豊かにしてくれる効果もあります。
- 不安やストレスを解消する
- リラックス効果を高める
- 愛情や幸福感を高める
- 心身の健康を促進する
風水的効果
風水においては、ラクシュミーの像や置物は、財位や吉方位に飾ることで、金運や仕事運、恋愛運などの向上に効果があるとされています。
具体的には、以下の場所に飾るとよいとされています。
- 財位（北西）
- 吉方位（吉方位は、生年月日や姓名判断などによって導き出されます）
- リビングやダイニング（家族の幸運を願う場合）
- 寝室（夫婦円満や子宝を願う場合）
また、ラクシュミーの像や置物は、清潔に保つことが大切です。汚れていると、ラクシュミー女神のエネルギーが低下し、効果が得られにくくなるといわれています。そのため、定期的に掃除をして、清潔に保つようにしましょう。
なお、ラクシュミーの像や置物には、さまざまな種類があります。自分の願いや好みに合わせて、ぴったりの像や置物を選んでみてください。
