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【マティーニの歴史】カクテルの王様の知られざる秘密|豆知識・作り方

FOOD & LIFE

マティーニは、ジンとドライベルモットを合わせた、シンプルながらも洗練された味わいが人気のカクテルです。

 

数々の映画に登場し、グラスの美しさも印象的です。また、オリーブを入れる理由や個数、度数や作り方など、マティーニの魅力を徹底解説します。

 

マティーニとは?歴史や特徴

 

マティーニは、ジンとドライベルモットを合わせた、世界で最も有名なカクテルのひとつです。

 

その歴史は古く、1860年代から19世紀にかけて、イタリアやフランスのホテルやバーで考案されたといわれています。

 

マティーニの名前の由来には、2つの説があります。

 

1つは、1910年頃にアメリカのホテルで働いていたマルティーニという名前のバーテンダーが考案したことから、やがて名前がマティーニとなったという説です。
もう1つは、マティーニの原型となったカクテルが考案されたときに、イタリアの酒造メーカーであるマルティーニ・エ・ロッシ社のドライベルモットが使われたから、という説です。

 

ちなみにマティーニ(martini)というカクテルの名前はイタリア語です。

 

マティーニは、そのシンプルな作りと洗練された味わいから、世界中のバーで愛されています。

 

また、イギリスの元首相チャーチルや、文豪のヘミングウェイといった歴史的な著名人に多く愛されたカクテルとしても知られています。

 

マティーニ専用のカクテルグラスとは

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映画などで印象的なマティーニのカクテルグラスは、大人の世界を象徴するアイテムとして描かれています。

 

  • 細長い円錐形の形状
  • 上部は口元に向かって広がっている
  • 容量は約60ml

 

この形状は、マティーニの特徴である、透明感のある澄んだ色合いと、ドライジンのアルコール度数を抑える効果があります。

 

マティーニは、ジンとドライベルモットの割合を調整して、好みの味わいに仕上げることができます。

 

細長い円錐形の形状は、マティーニの色合いをしっかりと確認しながら、好みの味わいに調整するのに適しています。

 

マティーニは、ジンのアルコール度数が40度前後と高めのカクテルです。

丸く、細長い円錐形の形状は、飲み口が狭いため、口に含む量が少なくなり、アルコール度数を抑えることができます。

 

マティーニを自宅で楽しむ場合は、マティーニ専用のカクテルグラスを使うことで、より本格的な味わいを楽しむことができます。

 

なお、マティーニ専用のカクテルグラスには、さまざまなデザインのものがあります。シンプルなデザインのものから、装飾が施されたものまで、好みに合わせて選ぶことができます。

 

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マティーニにオリーブが入っている理由

 

マティーニにオリーブが入っている理由は、諸説ありますが、主なものとしては以下の3つが挙げられます。

 

おつまみとして

マティーニは、ジンとドライベルモットの割合を調整して、好みの味わいに仕上げることができます。

 

しかし、ジンはアルコール度数が40度前後と高めであり、ドライベルモットもアルコール度数が高いものが多いため、そのまま飲むとアルコール度数が高くなりすぎてしまいます。

 

そのため、オリーブを添えておつまみとして食べることで、アルコール度数を抑え、より美味しく飲むことができると考えられています。

 

味のアクセントとして

オリーブには、塩気と苦み、そしてオイルの風味があります。

これらの風味は、ジンの独特の風味とよく合います。

また、オリーブの塩気は、マティーニの強いアルコールの口当たりを和らげる効果もあります。

 

見た目のアクセントとして

マティーニは、透明感のある澄んだ色合いが特徴です。

その中に、グリーンのオリーブが浮かんでいる姿は、とても美しく、見た目にも楽しめるカクテルです。

 

なお、マティーニにオリーブを入れるかどうかは、好みによって異なります。

オリーブの塩気や苦みが苦手な場合は、オリーブを抜いて飲むのもおすすめです。

 

オリーブの個数は3つ!定番フレーズになった理由

 

マティーニに入れるオリーブの個数は1個、2個、3個と好みによって異なります。

 

しかし、ある有名な映画の中で、マティーニを注文するとき、オリーブの個数を指定するセリフがあり話題となりました。

 

その映画は、1954年の映画「麗しのサブリナ」です。

 

この映画では、オードリー・ヘプバーン演じるサブリナが、ヒューム・クローニン演じるリチャード・ハワードに、マティーニを注文するシーンがあります。

 

そのシーンで、サブリナは、

 

「ウォッカ・マティーニ、ドライ、オリーブを3つ、ね。」

 

と注文します。

 

このシーンは、サブリナの洗練されたイメージと、リチャード・ハワードの優雅な雰囲気がよく表現されているシーンとして有名です。

 

また、オリーブを3つ入れる注文は、当時としては珍しく、サブリナの個性的なキャラクターを表すセリフとして、注目されました。

 

このセリフは、映画の公開後、しばしば引用されることとなり、マティーニを注文する際の定番のフレーズとなりました。

 

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マティーニの基本的な作り方


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材料

ドライジン 60ml

ドライベルモット 30ml

オリーブ

作り方

  1. 氷を入れたタンブラーにドライジンとドライベルモットを注ぐ。
  2. ステアして混ぜ合わせる。
  3. オリーブを飾る。

 

マティーニは、好みに合わせてドライジンとドライベルモットの割合を調整することができます。

 

ドライジンの割合を多くすると、よりアルコール度数が高く、ドライな味わいになります。

 

ドライベルモットの割合を多くすると、より甘く、フルーティーな味わいになります。

 

また、オリーブの代わりにレモンピールを使うと、よりさわやかな味わいになります。

 

もうひとつ、アレンジとしてはウォッカ・マティーニがおすすめです。ウォッカは、ジンよりもクセが少なく、飲みやすいため、女性にも人気があります。

 

ちなみに、ジェームズ・ボンドの名台詞に、「ウォッカマティーニを、ステアではなくシェイクで。(Vodka Martini、 Shaken、 not stirred)」というものもあります。

 

マティーニは、カクテルの王様とも呼ばれ、世界中のバーで愛されているカクテルです。

 

そのシンプルな作りと洗練された味わいは、多くの人を魅了し続けています。

 

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《日本では、アルコール飲料の購入・飲酒には法律で20歳未満は禁止されています。未成年者への酒類提供は厳しく禁止されていますので、適切な年齢制限を守って楽しい飲み会をお楽しみください。》