ヘマタイトは、ギリシャ語で「赤い血」を意味する「Haimatitis」に由来し、鉄の原料でもあるため、磁石に反応する性質があります。
磁気による肩こり解消効果のみならず、体温や血行を整えたり、古くは呪いなどの邪気を跳ねのける魔除けとしても使用されてきました。
今回は、ヘマタイトの効果や意味、手首など身につける位置と使い方のポイントを解説します。
ヘマタイトとはどんな石？
金属光沢のある灰色や土色をした酸化鉱物で、和名では「赤鉄鉱（あかつちこう）」と呼ばれています。
黒色や銀灰色、茶色や赤茶色のものが多く、その色から「血」とつながりが強いパワーストーンとされています。
ヘマタイトは、表面は黒色ですが、傷をつけると赤色が浮き出し、粉末や薄片にすると地血色になる特徴があります。
ヘマタイトの意味と効果は、以下の通りです。
- 勝利・成功
- 決断力・集中力
- 生命力・活力
- 血行促進・疲労回復
- 魔除け
身につけることで、目標達成に向けて積極的に行動することを助け、困難を乗り越えて成功へと導いてくれるとされています。
また、血行を促進し、疲労回復にも効果があるとされています。冷え性や肩こり、貧血などの改善にも役立ちます。
古代ギリシャではヘマタイトは「赤い血」を意味し、「魔除け」や「護身用」としても使われてきました。
ヘマタイトの磁気について
ヘマタイトは、鉄の含有量が約70％と高い鉄鉱石です。常磁性体（じょうじせいたい）であるため、磁石に反応する性質があります。
磁気の効果としては、以下のようなことが挙げられます。
- 血行促進
- 疲労回復
- 肩こり解消
- ストレス解消
- 集中力アップ
- リラックス効果
血行促進や疲労回復は、ヘマタイトの色から「血」とつながりが強いことから、自然と期待される効果です。
また、磁気治療は、磁気の力を利用して、血行を促進したり、痛みを和らげたりすることを目的とした治療法です。
肩こりや腰痛を和らげ、ストレスの緩和、集中力アップ、リラックス効果などが、磁気の効果として一般的に知られています。
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身につける位置と使い方のポイント
血行促進や疲労回復を目的とする場合は、首や手首などの血流が盛んな部分に身につけるとよいでしょう。
ストレス解消や集中力アップ、リラックス効果を目的とする場合は、心臓や頭部などの近くに身につけるとよいとされています。
ヘマタイトの磁力は、さまざまな用途に利用されています。例えば、磁気ネックレスやブレスレットやヒーリングストーンとして用いられています。
注意点としては、ペースメーカーや人工心臓などの医療機器を装着している人は使用を避けてください。
また、磁力があるため、クレジットカードや磁気テープなどの磁気記録媒体に近づけないようにしてください。
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【お手入れの注意点】水に弱く錆びる
ヘマタイトは、鉄の酸化物であるため、水に弱く錆びやすい性質があります。そのため、長時間水に浸したり、濡れたまま放置したりすると、錆びてしまう可能性があります。
錆びを防ぐためには、以下のような点に注意しましょう。
- 水に濡れた場合は、すぐに水分を拭き取るようにしましょう。
- 長時間水に浸さないようにしましょう。
- 汗や湿気が多い場所では、身につけないようにしましょう。
また、錆びてしまったヘマタイトを復元するには、以下の方法があります。
- 重曹とクエン酸を混ぜてペースト状にし、錆び部分に塗り込んでから、歯ブラシでこすり洗いします。
- 研磨剤入りの歯磨き粉で磨きます。
- 研磨剤入りのスポンジで磨きます。
ただし、これらの方法で完全に錆びを落とすことは難しい場合もあります。
ヘマタイトを長く美しく保つためには、日常的なメンテナンスが大切です。
ヘマタイトの浄化方法は、水晶クラスターやセージ、岩塩、月光浴などがあります。
水晶クラスターやセージ、岩塩で浄化する場合、1時間程度置いておくようにしましょう。月光浴で浄化する場合、満月の夜に窓際に置いておきます。
ヘマタイトは、パワーストーンとしてのヒーリング効果、それから磁気治療としての2つの側面から効力を発揮する強力なクリスタルです。ぜひ一度手に取って、生活に取り入れてみてください。
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