アレキサンドライトは、太陽光や蛍光灯など光の種類によって色が変わる不思議な宝石です。
その神秘性から「世界三大希少石」のひとつとされ、石言葉は色によってさまざま「秘めた思い・情熱・高貴」などが挙げられます。
今回は、アレキサンドライトの効果や意味、色の種類、なぜ色が変わるのかについてなど詳しく解説します。
アレキサンドライトとはどんな宝石?
アレキサンドライトは、光の波長によって色が変わる宝石です。
アレキサンドライトは、1830年にロシアのウラル山脈で発見されました。当時の皇太子アレクサンドル(後の皇帝アレクサンドル2世)の成年式を祝って献上されたことから、その名が付けられました。
その美しい色合いと変色性と希少性から「世界三大希少石」のひとつに数えられています。
結婚45年目の結婚記念石としても知られています。
アレキサンドライトは、2021年12月20日に改訂された日本の誕生石に追加され、6月の誕生石となりました。
アレキサンドライトの和名は「金緑石(きんりょくせき)」です。ロシアで初めて採掘された際に、緑色をしていたことからこの和名が付けられました。
アレキサンドライトはなぜ色が変わるのか?
アレキサンドライトは、酸化クロムを含むことで色が変わる性質があります。酸化クロムは、光の青色と緑色を吸収する性質があります。
そのため、太陽光などの青色と緑色の光が強い光源の下では、酸化クロムがこれらの光を吸収し、青緑色に見えます。
一方、白熱灯などの赤色の光が強い光源の下では、酸化クロムが赤色の光を吸収し、赤色に見えます。
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アレキサンドライトの主なヒーリング効果
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アレキサンドライトは、その美しい色合いと変色性から、古くからヒーリングストーンとして親しまれてきました。
アレキサンドライトに主に期待されるヒーリング効果は、以下のとおりです。
- 精神的な自立をサポートする
- 周囲の状況に柔軟に対応する力を与える
- 直感力や洞察力を高める
- 邪悪なものから身を守る
アレキサンドライトは、その変色性から、光の変化に対応する力を象徴する石とされています。
青緑色から赤色への色の変化は、昼から夜への移り変わりや、人生の変化を意味しています。
このような人生の変化を受け入れ、自立を促し、生き方をサポートしてくれる石とされています。
また、精神的な周囲の状況に柔軟に対応する力を与え、直感力や洞察力を高めることで、危険回避やチャンスを掴む助けになるとも言われています。さらに、邪悪なものから身を守る効果もあるため、魔除けとしても用いられています。
アレキサンドライトは、以下のような人におすすめのヒーリングストーンです。
- 周囲の意見に流されず、自分の意思を貫きたい人
- 新しいことに挑戦したいが、不安を感じている人
- 自信や自立心を高める
- ストレスや不安を軽減する
- コミュニケーション能力を高める
- 創造性や才能を高める
- マイナスエネルギーを浄化する
アレキサンドライトは、太陽のエネルギーを宿す石ともいわれています。そのため、身に着けて太陽の光を浴びることで、よりパワーを高めることができるといわれています。
アレキサンドライトは、その希少性と美しさから、多くの人々から愛され続けている宝石です。ヒーリング効果も期待できるため、身につけることで、心身ともに健康で豊かな毎日を過ごすことができるかもしれません。
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アレキサンドライトの色の種類と色別の石言葉
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アレキサンドライトは、その変色性から、色の種類も豊富です
アレキサンドライトの色は、酸化クロムの含有量によって決まります。酸化クロムの含有量が多いほど、色の変化が大きく、上質とされています。
- ピーコックグリーン:昼間の太陽光下では、深みのある青緑色に見える色です。
- ダークグリーン:昼間の太陽光下では、明るい青緑色に見える色です。
- レッド:夜間の人工照明下では、赤色に見える色です。
- バイオレット:夜間の人工照明下では、紫色に見える色です。
色別の石言葉は、以下の通りです。
- ピーコックグリーン:秘めた想い、高貴、出発
- ダークグリーン:情熱、安らぎ
- レッド:成功、勝利、情熱
- バイオレット:幸運、愛、夢
なお、アレキサンドライトは、人工的に色を変化させたものも存在します。人工的に色を変化させたアレキサンドライトは、自然にできたアレキサンドライトと比べて、色の変化が不自然である場合があるため、注意が必要です。