瞑想・ヨガ、お寺などで唱えられる代表的な真言(マントラ 一覧表)です。唱えると良いおすすめの真言をまとめています。意味や唱え方もご紹介。
マントラの基本|唱え方と意味
マントラとは、インドで古代から使用されている心を落ち着かせるために唱える短い言葉のことです。マントラを唱えることは、心を集中させ、リラックスさせる効果が期待できます。
代表的なマントラをいくつかご紹介します。
- オーム(アウム)
オームは、最も基本的なマントラです。宇宙の根源的な音を表すとされています。心を落ち着かせ、集中力を高める効果があるとされています。
- シャンティ(平和)
シャンティは、平和を意味するマントラです。心を落ち着かせ、安らぎをもたらす効果があるとされています。
- ソーハム(私は息)
ソーハムは、呼吸の音を表現したマントラです。呼吸に意識を向けることで、心を落ち着かせ、集中力を高める効果があるとされています。
- アーハム(私は存在)
アーハムは、自分自身を肯定するマントラです。自分自身を受け入れることで、心の安定につながる効果があるとされています。
このほかにも、さまざまなマントラがあります。自分の目的や願いに合わせて、マントラを選ぶとよいでしょう。
マントラを唱える際は、正しい発音を意識しましょう。また、リラックスした状態で、ゆっくりと唱えるのがポイントです。
具体的な唱え方としては、以下のような方法があります。
- 目を閉じて、リラックスした状態をつくります。
- マントラを唱える際には、口を閉じて、鼻から息を吸いながら、心の中で唱えます。
- 息を吐きながら、マントラを声に出して唱えます。
最初は、10回程度から始めて、徐々に回数を増やしていくとよいでしょう。
代表的な真言 マントラ 一覧
マントラの種類(マントラ名) | 真言 | 意味 |
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般若心経 | オン・ボラミタ・ハラミタ・ソワカ
|
すべての存在は空であり、空とは無限の可能性を持つことである。 |
阿弥陀如来 | ナム・アミダ・ブッダ | 無限の慈悲と智慧を持つ仏である阿弥陀如来に帰依する。 |
観音菩薩 | ナム・カンゼオン・ボサツ | あらゆる苦しみを救う観音菩薩に帰依する。 |
地蔵菩薩 | ナム・ジゾウ・ボサツ | 地獄に落ちた衆生を救う地蔵菩薩に帰依する。 |
不動明王 | オン・アロリキョウソ・ソワカ | 一切の悪を滅ぼし、衆生を救う不動明王の真言。 |
大日如来 | オン・マン・ダラ・ニダ・ラヤ・ソワカ | すべての存在の根源であり、悟りの世界を象徴する大日如来の真言。 |
愛染明王 | オン・マカ・カンマンダヴァヤ・ビルヴァクトラヤ・サハ・ソワカ | 衆生を救うため、あらゆる形態に変化する愛染明王の真言。 |
陽のマントラ | オン・アムリタ・ビルヴァクトラヤ・サハ・ソワカ | 太陽神であるヴィシュヌへの祈り。 |
大黒天 | オン・シラザン・ハンチャ・ハリ・クンバハラ・ダヤ・ソワカ | 福徳と財宝を授ける大黒天の真言。 |
弁財天 | オン・アムリタ・サラヴァティ・ソワカ | 音楽と芸術の神である弁財天の真言。 |
毘沙門天 | オン・アプロクシャ・プトラ・サハ・ソワカ | 武神である毘沙門天の真言。 |
ガネーシャ | オン・ガム・ガネーシャヤ・ナマハ | 智慧と成功の神であるガネーシャへの祈り。 |
ラクシュミー | オン・ラクシュミー・ナマハ | 富と繁栄の女神であるラクシュミーへの祈り。 |
ヴィシュヌ | オン・ナマハ・ヴィシュヌヤ | 守護と繁栄の神であるヴィシュヌへの祈り。 |
シヴァ | オン・ナマハ・シヴァヤ | 破壊と再生の神であるシヴァへの祈り。 |
ハヌマーン | オン・ハヌマーナヤ・サントゥシュトゥ | 力と勇気の神であるハヌマーンへの祈り。 |
クリシュナ | オン・クリシュナヤ・ナマハ | 愛と慈悲の神であるクリシュナへの祈り。 |
シャンティマントラ | オン・シャンティ・シャンティ・シャンティ | 平和と安らぎを願う真言。 |
オム・オーム | オン・オーム | 創造・維持・破壊の三位一体を表す真言。 |
ガヤトリーマントラ | オン・ガヤトリー・マタ・スヴァハ | 学問と智慧の神であるサラスヴァティーへの祈り。 |
マントラの意味は、その真言が表す仏様や神様、あるいはその働きによって異なります。
マントラは、声に出して唱えるだけでなく、心の中で唱えることもできます。また、マントラを唱える際には、心を静めて、真摯な気持ちで唱えることが大切です。
真言は、仏教の修行において重要な役割を果たすものです。正しい方法で唱えることで、心身を浄化し、悟りの世界に近づくことができるとされています。