ノルウェーのキッチン用品・食器ブランド3選

陶磁器やカトラリー、キッチン小物、雑貨、調理器具などを扱うノルウェーブランド3社を解説します。

老舗ならでは北欧デザインから、安めで機能的なおすすめメーカーなど、幅広い価格帯で、日本でも買えるものを厳選してご紹介します。

Figgjo｜フィッギオ

フィッギオは、1941年にノルウェーで創業され、高品質な食器、テーブルウェアを作っているブランドです。

現在では北欧で唯一残る陶磁器メーカーで、ホテル、カフェ、ミシュランの星付きレストラン、社員食堂、クルーズ船、そして家庭向けに食器を提供しています。

フィッギオの工場はノルウェー西部のサンドネスという街にあり、古い発電所跡地に建てられました。工場裏にある丘から粘土を採掘し、工場の建物や機械を近代化させています。

フィッギオの食器は、実用的で丈夫で、飽きのこないデザインが特徴です。また、サステナビリティと倫理を重視しており、厳しい国の規制に従って、化学物質や環境に配慮した製造を行っています。

ポシュグルンは、ノルウェーのテレマーク県にあるポーセリン食器メーカーです。

ポーセリン食器とは、白磁と呼ばれる高品質な磁器で作られた食器です。磁器の中でも特に硬く、丈夫で、美しい光沢を持つのが特徴です。

1885年ヨハン・エレミアスセンによって設立され、以来3世代にわたってノルウェー王室の御用達となっています。

ポシュグルンの製品は、ノルウェーの伝統的なデザインが魅力的で、ノルウェーの文化や自然からインスピレーションを受けています。

耐久性にも優れており、製品ラインは食器セット、ボウル、プレート、カップ、壁掛けプレートなど、幅広いニーズに対応しています。

世界から高く評価されており、ノルウェーの文化や美学を愛する人々にとって人気があります。

ビョークルンは世界で最初にチーズスライサーを作ったノルウェーのメーカーで、現在も唯一無二の一流ブランドです。彼らの工場で作られた高品質な製品は世界中で認められています。

チーズスライサーは1925年、リレハンメル出身の家具職人ソア・ビョークルン氏によって発明されました。

彼は通常のナイフでチーズをきれいにスライスするのが難しかったことに悩んでおり、木工用のカンナをヒントにチーズスライサーを考案しました。

チーズスライサー自体は改良が重ねられてきましたが、基本的な製造方法は創業当初と変わっていません。さまざまな種類のチーズに対応したスライサーを作りやすいように工夫されています。

1925年以来、この工場ではなんと5千万台以上のチーズスライサーが生産されてきました。

創業から約100年以上、ノルウェーで生産され続けているビョークルンの製品は、ノルウェーの革新性、品質、そしてデザインの象徴的な存在となっています。